- 社員インタビュー
家庭も仕事も大事にしながら自分の強みを伸ばしてキャリアアップを実現

- 工藤さんのプロフィール
- ・国立 八戸工業高等専門学校専攻科 建設環境工学専攻 修了
- ・新卒で鉄道会社へ入社、約10年線路メンテナンス兼技術
- ・教育担当として従事
- ・2社目さいたま市役所にて、下水道を建設するプロジェクトへ参画
- ・3社目総合病院にて企業に向けた巡回健診の渉外担当
- ・現在、株式会社ホウユウ コンサルティング事業部
いろんな業界・職種を経験した上で、ホウユウに入社した背景
現在は、コンサルティング事業部に在籍していて、主に道路設計の仕事をしています。2023年5月入社なので、在籍して1年半ぐらい経ちました。
今まで、線路メンテナンスや、市役所の下水道建設プロジェクト、総合病院での渉外担当など、道路設計とは異なる領域で仕事をしてきました。
前職の総合病院で働いていた時が33歳で、埼玉の上尾に住んでいて子供も2人いました。このままだと30年ぐらい仕事していくことを考えた時に、病院でキャリアアップしていく上で必要な専門知識を持ち合わせていないこともあり、給料含めた今後のキャリアの先が見えました。
そんな時に、自分の強みは高専で学んできた土木関係だと思うようになりました。実際、科学技術分野の中で最高峰である技術士という資格があるのですが、1次試験が免除される認定学校を卒業しています。会社独自の資格ではなく、どこでも通用する資格である技術士の資格を取得してキャリアアップしていけたらと思うようになり、転職を考えました。
そんな中、建設コンサルタントという業界に辿り着き、ホウユウを見つけました。
ホウユウへ入社を決めた理由
転職活動では、面談という形で4、5社のお話を伺いました。
担当の方や人事が面談に出てくる中で、ホウユウだけは最初に社長が参加されていて、社長と1時間ぐらい、いろんなお話をさせていただきました。
特に、私自身、子供が2人いて働き方の部分を気にしていたのですが、社長からワークライフバランスや人間性重視みたいな話を厚くされていたのが印象的で直感的にいいなと思いました。
実際、子供が幼稚園に通園する上で休みたい日が出てくる点を伝えると、「全然いいよ!」みたいな反応でしたし、入社日のことを伺ったら、日付が決まっている会社が多い中で、「むしろいつから来たい?」という感じでとにかく柔軟な印象を受けました。
あとは、働く場所自体も柔軟な印象を受けました。吉川市と書いてあったので、当時上尾市内に住んでいたこともあり、毎日通うのが大変だなと思っていたのですが、働く場所もどこでもいいよという感じで。
今は週の1、2回程度が在宅勤務で、あとは浦和の事務所へ行ったり、打ち合わせがある場合は現地に行ったりという感じです。朝は在宅で、昼過ぎから出社というケースもあるので、本当に日によって働き方を変えられています。
それに、最初の面談の段階で、うちで10年働いて技術が身についたと思ったら地元の青森に帰ってもいいよ、などとも言われて。
面談当時はその真意がよくわからなかったのですが、私の地元は青森県八戸市でして、もし地元に帰りたいなと思った時には、ホウユウと協力しあったり連携しあう中でキャリアを築いていく方法もあるなと思いました。
入る前から、出ていってもいいよって、面白くて柔軟な会社だなと思ったのが1番の決め手でした。
現在のお仕事内容

道路設計をしています。
一次請負になることはほぼなく、受注した会社の協力会社という位置付けで道路設計するケースが多いので、案件担当として受注した会社の担当者とのやり取り、その内容に沿った形で道路設計を進めていきます。また、社内には設計に沿ってオペレーションしていく部隊もあるので、そのチームと連携しながら案件を進めていきます。
大体、同時に4、5つぐらいの案件を主体的に動かしています。
道路設計は概略設計、予備設計、詳細設計という流れになります。
ホウユウで担当する案件として多いのは、詳細設計の部分から携わることが多いです。
例えば、新たに道路を開発するけどどんな道路を作るかという概略設計はあまり行っておらず、ある程度仕様が決まっているものに対して、追加の条件が出てきているので詳細に詰めてほしいという依頼が多いイメージです。
最近携わっているのは、駅前の再開発の事業における道路設計や電柱を地下に入れる設計で、現場によく出向いています。
協力会社という位置付けにいるうちのような会社が、現場を見て対応するスタイルは珍しいみたいです。一般的に多いのは、データを見て設計をしていくようで、「設計屋さんで現場にも行くのはなかなかいないよ」とよく言われます。
社長や技師長が「現場に行かないとわからない」と常々言っていて、私自身も確かにそうだよなと思っています。実際に1番遠いところだと長崎に行ったりもしました。現場を見て、申し送りされた事項にないことで気になったことが発生した場合は確認するなどしながら設計をしています。
ホウユウの強みや特徴
技師長という上司の存在でしょうか。業界的に見てもとにかくすごいんですよ。知識量や管理者経験の豊富さ、持っている資格など豊富な知識や経験値があるので、お客様から何か相談されてもお答えできるんです。技師長と一緒にいるだけで、やり方を見聞きできるのは大きいなと感じています。
先日、技師長が下水道に関する知見をもう少し深めたいと話していて、さらに学びを深めようとしている分野があることを知りました。
そういう知識や意欲を持っている上司が近くにいるっていうところは強みの1つなんではないでしょうか。
設計のお仕事のやりがいや面白さ
自分の頑張りや力でお金を稼げた!と感じられた瞬間にやりがいを感じました。
特別高圧送電管の設計業務は私が入社してからやり始めた案件で、社内にノウハウがない状態でした。
担当者とやり取りを密にしながら、調べながら物事を進めていきました。
それがようやく形になって報告書まで全部整えて納品が終わり、請求書を発行できた時は、今まで自分の力でお金を稼ぐという体験をあまりやってきてなかったので、そういう点でもこれまでの頑張りで、稼ぐことができたとしみじみと感じました。

設計のお仕事の難しさや困ったこと
事務的なところで言うと、十数名規模の会社に来たのは初めてで、大手企業と比較すると新しく入った方に対する研修体制やステップアップの指針、体系化にはまだまだ課題があるなと感じます。
細かい部分になりますが、タイムカードのやり方や朝礼の流れなど、業務を円滑に進める上での会社のルールを、誰がどのタイミングで何を教える必要があるのかが、私が入社した時点では明確になっていませんでした。なので、現在は私が入社した際に困ったことなどを踏まえて入社マニュアルのような資料を作ったりしています。
あと、これからのキャリアについて社長や先輩に相談しても、どんどん仕事をこなして経験を重ねていくしかないという話に着地することが多く、目標としている技術士の資格を取るまでの道が見えないことで少し困った時期がありました。
最近ようやくそれではやっぱり駄目だねとなり、何ができるようになったら次に進めるのかというチェックができるようなものを作成するプロジェクトが進んでいて、2024年10月中を目安に各担当から情報を集めて、体系化できるものを作ろうとしている最中です。
どんな方がホウユウでの仕事を楽しめると思いますか?
わからないことはわからないとちゃんと言える人。
チーム同士のコミュニケーションを大事にできる人かなと思います。
チームで仕事を進めていくけれども、作業自体は結局1人で行うことが多いです。わかったふりで進めてしまうと後から大変になるので、前も聞いたかもしれませんがこれでいいですよね?と素直に聞けることが大事だと思います。実際に聞ける人や環境はあるので!
あとは、騒がしいという意味ではなく、社交性がある方が多い職場なので、社員同士のコミュニケーションは多いと思います。この前は女性陣が休みを合わせて、東京で女子会をしていたみたいです。
ホウユウならではの特徴や魅力
障害を持っている方たちにCADを教えて就労移行支援をしているトレパニアという福祉事業を展開しているんです。福祉事業を行っている建設コンサルってないと思います。
最初、話を聞いただけではよくわからなかったのですが、徐々に行っている事業の凄さを感じています。
身近に障害を持った方や社員がいることで、普段生活しているだけでは気づけないバリアフリーやユニバーサルデザインの視点で物事を捉えられることが仕事にもとても活きています。
道路を設計する際にバリアフリーの観点で法律で決められているルールは存在しています。ただ、それをルールだからという理由だけで設計するのか、身近な人を想像しながら設計するのかでは、より理想の導線設計は変わってくると思うんです。
利用者を具体的にイメージしながら設計ができるのが強みだと思います。

今後チャレンジしていたいこと
まずは、技術士の資格を取りたいです。
社長も保有している、技術士という資格を持っていることで受けられる仕事があります。
実務経験年数が必要になるので取得までは少し先になりますが、入社前から目標にしていたことなので名刺に書けるようにしたいです。
それとは別に、技術長の業務の一部を肩代わりできるぐらいの知識量や経験値を身につけて、社内外問わず問い合わせや相談があった時に、しっかり返答できるようにもなりたいです。
というのも、会社の一つの目標でもあるんですけど一次請けの会社になりたい。
現在は、公共事業の入札案件を獲得した企業からの依頼で協力会社という立ち位置でお仕事させていただくケースが多いです。ただ、どうしても人がたくさん介在してしまうのでお客様のご要望の背景などを捉えるのが難しい場面も多く…。
お客様の想いや意図を実現する上でも、受注の階層を上げた方が期待に応えられるなという感覚があります。何より自分たちの色を出せるじゃないですか。ホウユウがお客様と向き合う上で大事にしているスタンスを実現する上でも、知識・技術がある状態でお客様の要望にお答えできる自分になるべくチャレンジしていきたいです。